ミヒャエル・ゲース氏のマスタークラスを受講させていただきました。
ゲースさんは天才ピアニストとして、リートのスペシャリストとして、プレガルディエン、ユリア・クライターなど素晴らしい歌手の方々の伴奏もされています。
何年か前に、日本でのコンサートを聴きに行ったこともありましたので、あのゲースさんに教えてもらえると思ったら、前日の晩はなかなか眠れず(@_@)
マスタークラスでは様々なヒントをいただきながら、シューベルトとシューマンのリートを歌いました。
実際にピアノを弾いてくださった時には、魔法にかかったように考える間も無く声が出ていて、あれっ…今のは…?という感じでした。一瞬のことだったのに圧倒的な音楽にのせられて、今も忘れられない高揚感が残っています。
音楽で表現するってどういうことなんだろう。。たくさん想像させてくれて、音楽への共感を全身で示そうとかき立ててくれて、ゲースさんがそんな風に私たちを導いてくださったので、曲が一層魅力的に見えて自分の心がじわじわ開いていくのがわかりました。そんな時、ものすごく楽しいなと思うのです。ゲースさんの発するエネルギーを目の当たりにすることで得ること感じることが沢山ありました。
後半のリサイタルはバッハとメンデルスゾーンを、即興を交えての演奏、4次元世界に連れて行かれたような感覚になり…素晴らしかったです!
この機会をくださったTOPPANホールプロデューサーの西巻さん、スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
今回一緒にマスタークラスを受講したピアニストの宮﨑さんと、8/4(金)TOPPANホールのランチタイムコンサートに出演させていただきます。
今回の経験から得たことを2人で膨らませて、コンサートに向けて取り組んでいきたいと思います!